2013年8月3日土曜日

山形R不動産がはじまった背景

そもそも、この山形R不動産が始まったのは、僕が東北芸術大学で教え始めたのがきっかけ。
「東京R不動産」の兄弟サイトで、地方版R不動産。福岡、金沢、大阪や神戸などでもやっている。
しかし、山形の場合はそれらと決定的に違う部分がある。それは不動産紹介サイトではなく、街なかのライフスタイル、楽しみ方を表現するメディアに特化しようとしているところ。

最初、学生たちに「魅力的な空き物件を発見してこい!」と号令を掛けた。
一ヶ月後、街なかの空き物件の場所がマーキングされた住宅地図を彼らは持って来た。
僕はそれを見て驚愕する。
「空き物件だらけじゃないか・・・」
そこには地方都市の現実があった。
「山形R不動産:は発見ではなく、街に対して、新しい住み方自体を提案し、交流人口を増やすエンジンにしよう」そう方向転換した。

今、日本じゅうの商店街は空洞化に苦しんでいる。同時に、さまざまな活性化案が考えられているが、どれもなかなかうまくいっていない。
それは商業地を、商業の再生で再生しようとしているのに無理があるのではないか?


僕らの提案は、まちなかを「住む」エリアとして捉え直すこと。

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