2013年7月3日水曜日

馬場ゼミとは?

毎週、僕は都会の雑踏を離れて山形に行く。
東北芸術工科大学で教え始めて5年が経った。
九州育ちの僕にとって東北は遠い存在で、まさま自分が通うようになるとは思いもしなかった。
大学では設計演習や建築の現代史、リノベーションの方法などを教えている。「馬場ゼミ」と呼ばれる研究室を持っていて、毎年5人くらいの学生が入ってくる。大学院生も含めると15人前後の所帯。息子と同じくらいの年齢の学生たちだ。

馬場ゼミの特徴は実務、すなわち実際の仕事を、企業などと一緒に行うことだ。学生の時から社会のダイナミズム(いいとこも、悪いとこも)を感じて欲しいと思っている。この山形R不動産もその一つ。研究室の根幹となるプロジェクトだ。始めてから4年近くになろうとしている。

この「晴れときどき、馬場ゼミ日記」では、研究室で行うプロジェクトや新しい試みについて、ときどき書いていこうと思う。
山形の地で、何を見て、何を思い、どのように動こうとしているのか。
それは地方都市における建築の可能性を探求する日々である。

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